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ディスタンス・ブルー

   

スタッフ
作:故林広志 演出:鈴木則行 音楽:西脇辰弥 美術:八木橋貴之
照明:宮野和夫 音響:山田雅人/有限会社サウンド・キャラウェイ
舞台監督:清沢伸也 宣伝美術:あをきんぐ/有限会社ゼント
宣伝写真:妹尾一郎/有限会社チェリーヒルズ
制作協力:大森ヒロシ/東京ヴォードヴィルショー
協力:東京ヴォードヴィルショー 
企画制作:株式会社モーアーティスト
チケット販売協力:株式会社デュオ・ミュージック・エクスチェンジ

作家の言葉 〜当日パンフより〜
未唯mieさんが工事中の舗道を歩いている。
去年、私がプロデュースする芝居を[目白]まで観にきて頂いたとき目にした光景。
大げさな言い方でなく、私はその光景を見た時『これだ!』と感じ、同時にこの 言い方はやっぱり大げさだ。
そんな『これだ!』なんて・・プロジェクトX気取りでしたね。
とは言うものの、世代的に未唯mieさんが工事現場の渡し板を歩くのを見ると一瞬不思議な感覚になるのです。不思議大好きな私です。
「未唯mieさんが工事現場の渡し板を歩くような芝居を書けないものか」。
そのときは具体的な構想はまだありませんでした。
最初に打ち合わせたのは一昨年の秋。それ以来いくつかのコント台本を練習して もらいながら未唯mieさんの色んな面を見せてもらいました。
そして、いっそかっこ悪くてなりふり構わない「きつい・汚い・危険」みたいな 設定が意外で面白そうに思えていました。
『未唯mieさん自身が工事現場で働いてる芝居でもいいじゃないか』。
プロジェクトXとか不思議大好きとか3Kとか引用がことごとく古い私です。
ずーっとコメディを書いてきた身としては、物語開始早々主人公を苦境に追い込 んで、なんとかしようとあがく様を面白く見せたい。身勝手な「ワル未唯mie」がよれよれに傷ついた「ダメ未唯mie」を経て、希望をつかむ「よい未唯mie」に
変わって行く過程。そこで最終的に思ったのは
『未唯mieさん自体が工事されるような芝居にしよう』
というように今や私の中では「未唯mieさん」と「工事」とは切っても切れません。
どうしてくれるんですか。
夏過ぎから稽古も本格化。未唯mieさんは一つ一つの台詞や動きを納得行くまで考え、質問や試行錯誤が繰り返されました。みんなで食事しながら話す中で、未唯 mieさんから伺った御本人の少女時代や御両親とのお話に刺激を受けたり。そしてようやく過去と未来がフッとした拍子につながる、「気づき」の物語が出来上がり ました。周りが見えてない身勝手な未唯mieママに、実家から母親が出て来たり、
学校から電話が掛かって来たり・・次々降り掛かってくるプチ災難は皆さんにもな んとなく身に憶えのあるもののはず。彼女はどんなふうに変わっていくことやら、
設定は工事現場ではなく(そりゃそうだ)郊外のマンション。三人家族の一日。
とはいえ一人芝居なので想像力全開でお楽しみ下さい。

 
   

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